日本法哲学会や出版社そして所属先でも広報されているとおり、2024年に勁草書房さまより出版した拙著『法と強制:「天使の社会」か、自然的正当化か』が、日本法哲学会の奨励賞を受賞しました。
よいところも批判されるべきところも含めてオフィシャルになったな…という感想です。
なお、濱真一郎先生(同志社大学)による丁寧な書評がイギリス哲学研究第48号に掲載されています。(こちらもきちんと応答しなければいけません。)
そうこうしているうちに、関連する新しい業績もでてきています。例えば、日本語に限っても、同書のサブタイトルにもある「天使の社会」が論じられている、ジョセフ・ラズのPractical Reason and Norms(『実践的理由と規範』)がようやく日本語翻訳が出版されました。すでに拙著は研究業績として古くなり始めています。(そしてそれ自体は喜ばしいこと!)
とはいえコロナのころ世相に流されすぎないようにと心がけて書いてよかったなとも著者なりに思っています。何卒よしなに。